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藤原緋晴(TW2)のカオスブログです
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重症のだちょーです。

4ターン目以降、結社の仲間の猛反対に合い

大人しく応援してます。


何も出来ないって辛い。

リアイベ終了間近だが、ちょっとした結社SSを。

許可は取ってないので、出演陣…文句&NGがあったら言ってくれ。





…………………。


微妙な沈黙が周囲を包む。

ぴりぴりと、肌に突き刺さるような。

イライラと、落ち着かなくさせる。



それは、焦燥感。


何も出来ない、自分への怒り。



「………イライラする…」

「…俺も、自分が不甲斐なくてたまらん」



いつもより少し大きく息を吐いている自分に気づき、それがさらに追い討ちをかける。
英士も椅子に座る様子もなく、その周りをうろうろしていた。


「…辛いな、待ってるだけってのは」


その通りだ。
自分が傷つこうが、一向に構わないのだが。
それが仲間で、大切な人たちだから。
何も出来ない自分が嫌だ。

だから、戦おうと思った。
自分の手で、守らなければと。
大人しく見てるだけなんて、俺達には似合わないだろ?

「だから、足りないようなら次、参加しようかと…」

「ちょっと待ったっ!!!」

ガァァンッと地響きにも似たような騒音を立て、我が結社の扉が開いた。

蝶番が微妙に変形し、ちょっと扉が歪んでいるのが目にも痛々しい。
……………突如現れた、侵入者に目を白黒させながら
頭の端では冷静に、『こいつ、弁償させるからな』と考える。

「…………誰か、包帯持ってきて。兄者ベッドに縛り付ける」

…………はい?
真顔で何を言っているんだ智也くんよ。
反応が出来ずに黙っていると

「おいおい、大人しくしておけって?…焦るのは確かに解るけど」

と、友好からいらしたルーベット・アキモトがやや呆れた顔で俺を見ていた。

その後ろから

「重症負った~」

などと、包帯をぐるぐる巻きにした羽鳥・達也もやってくる。
おい、達也…何でミイラ男になってるんだ。
それちょっと巻きすぎだろう。
と、ツッコミを入れに口を開く前に達也からストップがかかる。

ぐわっと羽交い絞め&のしかかりをプレゼントされ、俺は口から内臓が出るかと思った。

瀕死にさらに追加攻撃を食らった俺が床に倒れていると
その前を颯爽と…かつ、ちょっとぽやっとした青年が通過する。

「応援感謝する…」

青のコートをはためかせ、瀬神・昂夜が軽く会釈をして去っていく。
どうやら次も公園に行くらしい。
ところで昴夜、俺の今の状態についてはするーですか。
絡まれたくないのであえてスルーしたのか、それともただの天然なのか。
彼の謎は深まるばかりだ。

「てか、死ぬことなど俺が断じて許さん!」

と、俺にのしかかったまま達也が(可愛いICで)宣言する。
……………やばい、ちょっとときめいた。


「頭で分かってても体がな………」

先ほどからウロウロが止まらない英士が、ぼそりと一言。
あまり言うと、皆から縛られる危険があるためヤツは皆の注意を俺に向けさせようとしている。

「…やっぱ縛り付けておくのがいいかも。羽鳥ナイス」

ちょっと待て。
何故そこで達也を褒める。
何故、俺には関係ありません、みたいな態度をとっている。
お前も当事者だろうがよ。




「生きてさえいれば出来る事はこれから先まだまだあるはずだろう・・・」

いつになく、真面目な顔で達也が言う。
その言葉に重ねるように、桎梏・霜冥の声が響く。

「生きてれば借りは返せます。死なれては悲しみしか残さないのですからね」

生きていれば。

生きてさえいてくれれば、それだけでいい。

生きていれば、まだやり直せる。


皆の言葉が、静かに降ってくる。

……あー、もう。
わかってるさ…俺が逆の立場だったら皆と同じことしてるよ。

「まぁ、心配するな。俺はそんな脆くない」

春峰・斗輝がネギを引っさげて宣言する。
そんないい台詞の後に、ギャグを持ってくるセンスに驚きだよ。
その後ろには、ちんまりと桜兎・沙羅の姿があった。
仲良きことは美しきかな…だろうか。


「…俺って意外と大事にされてんだな…」


今更、実感させられる。
それを嬉しいと思う自分に戸惑いながら。
また逆に、誰かを大切に思う自分を思い知る。


視界が大きな影に覆われた。
視線を上げると、そこには俺と同じく包帯を巻いた秋波・静の姿。
彼もまた重症を負っていたが、明るく笑う。

「かなり、だろ?」

『意外に』を笑顔で訂正され、正直…かなり照れる。
そのまま、そんな趣味があったのか?と俺の趣味を疑われたが…否定するのを忘れた。

ああ、また俺が変態扱いされてしまう…


「まあ、大人しくしておきなさい藤原、じゃないと、ぶっとばしてでも気絶させるわよ」

ふふっと、クーミン様こと紫竜・久美菜がとんでもないことをさらりと言ってのけた。
今日も女王様は健在のようである(殺されるぞ)
きっとこれが彼女なりの労わり方なのだろう…いや、そうだと思うことにしよう。
斗輝に対する扱いよりは絶対に優しいはずだ。

こぶしで黙らさせられたくない俺はぶるぶる震えながら大人しくするしかない。
団長の威厳はどこに消えたのか。

「だちょーは愛されてるね!大人しくしてないと久美菜さんの拳で鼻がなくなるよだちょー」

だちょーだちょーと連呼するな!この可愛い小学生め!
俺は鳥類じゃないんだぜ…。真赭・ぴぴが何故か楽しそうにはしゃぐ。
そう、これが他人の不幸を喜んでいるというやつか。
しょうがないから、嫌がらせも兼ねて鼻眼鏡を憑依させてやるぜー。

「だって、だちょーだもの!」

だから、大事と、羽咲・昴琉が可愛く笑った。
ああ、あのそれは…どういう意味なんでしょうか。
管理人だから、とか?(捻くれてる)
素直に喜べよ、とか思ってはいけない。

一気にカタつけちゃおう!と意気揚々である。
彼女が無事でいることを祈っておこう。





「…行ったな」

「そうだな、あいつらの事だから大丈夫だろうけど」


戦場に向かう彼らの背中は何とも凛々しい。


「なんだかな…先輩として情けないなー」

ふ、と笑みを零して英士が振り返る。

「………………それだけ強いということなんだろ、よくわからんがな」


彼らを守るためではなく、彼らと共に何かを守るために。

側で支え会うことが出来る存在として彼らが必要なのかもしれない。




もうすぐ、最後の時が来る。
その時が喜びで満たされるように祈りながら、ここで俺は皆の帰りを待っていよう。




―――――――――――――――――――――


小話。(背後さん含む)


うろうろ落ち着かない英士が俺の前を行ったりきたりと。
落ち着かないのはわかる。
俺もそうだからだ。

だが、今俺を一番落ち着かなくさせているのは英士だと思う。

「むぅ……」

うろうろ。

うろうろ。

「………座っとけ」

椅子を指差しつつ、じっと睨む。

「……はい」

大人しく従う英士だが、座った途端ヤツの目は虚ろになった。
眠いんだな…絶対。
この様子では寝るだろうな…(背後さんは寝落ち)

俺も椅子に寄りかかり、だらだらする。
……はっきり言って、暇なのだ。

応援するか、戦況報告を待つ以外…特にすることがない。

「…………ん…?…」

あまりにも英士が静かなので気になって顔を覗くと
とっても安らかに寝息を立てていた。
…………ちょっと目を放した隙に、寝てやがる。

そしてその、気持ちよさそうな寝顔に腹が立つ。

仕方がないので、俺は寝ている英士の頬を思い切り抓り上げたのだった。


―――――――――――――――――――――

は。背後です(こそこそ

リアルイベント『人工島の戦い』攻略成功おめでとうございます。
途中どうなるかとハラハラしましたが、無事に攻略が出来て本当によかったです。
緋晴はまさかの前半ダウン。背後もがっくしです。
ですが、最後まで皆さんを応援できてよかったなァ…と思いながら…
明日からリアルの『卒業試験』があることを忘れていたわ…と嘆きます、今から。

さて、勝手にやっちゃったよSSなのですが。
いやもう、本当にごめんなさいです。
苦情受け付けます…!緋晴に投げつけてください!!(ぁ

……土下座しろ

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